脊柱管狭窄症

腰が痛く、足が痺れる
腰を反ると症状が増す
歩いていると痺れが強くなる
足、ふくらはぎが張る
頻尿、排尿障害、便秘が続いている

メディア掲載

脊柱管狭窄症とは？

脊柱管狭窄症とは、脊柱管と呼ばれる背骨の中のトンネル内で神経を障害してしまう病気です。

主に腰部の脊柱管内で発生することが多く、脊柱管内の神経を障害してしまうので腰部から足先にかけての痛みや痺れ、排尿排便障害などがみられます。

背骨は首から腰にかけて椎骨と呼ばれる骨がいくつも重なってできています。この椎骨は中心に穴が空いており、この穴が重なることで脊柱管というトンネルを形成します。このトンネルの中を神経の大元になる脊髄神経が通るのですが、トンネル内はとても狭く脊髄神経がちょうど収まる程度です。なので、背骨のズレや脊柱管内に異物が発生した際に脊柱管内の神経を障害してしまい、痛みや痺れ、排尿排便障害などが出てきます。

原因

脊柱管狭窄症の原因は、脊柱管内の靭帯（黄色靭帯）の肥厚、腰痛滑り症、骨折や側弯症による骨の変形などがあります。その他には喫煙や糖尿病、ストレスの関与などもあげられます。

①脊柱管内（黄色靱帯）の靱帯の肥厚
脊柱管の中には黄色靭帯と呼ばれる靭帯があります。この靭帯が何らかの原因で肥厚してしまい、神経を圧迫してしまうと痛みや痺れ、排尿排便障害が出てきます。靭帯が肥厚してしまう原因はいまだに特定されていませんが、カルシウムやビタミンDの代謝異常、遺伝子的要因、性ホルモン、加齢、肥満からの影響もあると言われています。

②腰椎滑り症
腰椎滑り症は、上下に重なっている腰椎が滑ってずれてしまうことにより、馬尾神経や神経根を障害し、下肢の痺れや痛み、腰痛を引き起こします。腰椎滑り症の原因は、加齢による椎間板の変性や過度な腰への負担があげられます。学生の場合はスポーツなどの負担により腰椎が疲労骨折を起こし分離滑り症を起こす場合があります。厳密には腰椎滑り症が脊柱管狭窄症の原因ではありませんが、複合的な観点から当院では脊柱管狭窄症の原因の一つとしてあげております。

③骨折や側弯症
腰椎の圧迫骨折などの治癒過程で腰椎が変形してしまったり、側弯症によって脊柱管内の神経を障害してしまっている場合もあります。

症状

脊柱管狭窄症は、腰の痛み、下肢の痺れ、排尿排便障害がみられますが、特徴的な症状として間欠性破行、腰を反った際の痛みがあります。

・腰の痛み・下肢の痺れ

神経症状は障害された部位から先に症状が出ます。足へ繋がる神経は全て腰から始まりますので、腰で神経が障害を受けると腰から先の足先にかけて痺れや痛みを感じます。下肢の痺れは片足の場合も両足の場合もあります。

・排尿排便障害
神経の大元を障害することで、排尿や排便に関する障害が出ることがあります。

・間欠性破行
歩いていると痺れが強くなり、少し休むと再び歩き始められるのが特徴的な症状です。人によっては数十メートルでも痺れで歩けなくなってしまう方もいます。

・腰を反った際の痛み
脊柱管狭窄症は腰を反ると痺れが強まったり痛みを感じます。ヘルニアの場合は腰を前に曲げると症状が強くなるので、ヘルニアか狭窄症かの一つの判断基準になります。

一般的な対処方法

一般的には、腰部の負担を軽減するためにサポーターやコルセットを装着し、神経ブロックや痛み止め、筋肉弛緩剤などが処方され経過観察をすることが多いです。
それでも改善がみられず、歩行障害や痺れなどが悪化してきた場合は脊柱管を広げる手術を行います。手術の方法は様々ですが、金属を用いて背骨を固定するケースが多く術後に電気を用いた治療ができなくなってしまったり、手術をしても完全に痺れが取りきれない場合もあります。最終的には手術となりますが、身体への負担やリスクを考慮し、当院ではまず腰や背骨周りの筋肉の状態を改善していくことを推奨しています。

からだラボ整骨院　武蔵小杉院での施術方法とは？

背骨周囲に付着している筋肉が硬いと脊柱管の圧迫を増加させます。
そのため、まずは電気治療で筋肉の柔軟性を出し症状の改善を図りますが
こういった筋肉は深層にあり、一般的な電気治療器などでは届きません。
そのため全国でも数少ない治療器を用いて深層の筋肉への治療を可能にします。また正しい姿勢を保ち続けるようにと言われますが難しいです。姿勢が保てない人は身体を支えている筋肉が弱い可能性があります。
そういったところをみながら当院では症状の改善を行っていきます。